茂原の茂原しん整骨院の山岡です。
子供にも自律神経失調症が発生するということをご存知でしょうか。
何となく身体がだるい…
朝起きられない…
元気がなく、学校も休みがち…
肩が凝ったと言ってマッサージしてほしいと言われる…
子供が体調不良で上記のような訴えをしているという場合は自律神経失調症なのかもしれません。
子供の自律神経失調症では疾患に対するご両親の理解が大変重要であり、場合によっては子供をさらに追い詰めてしまうこともあるので注意しましょう。
当院にはこういった子供たちがたくさん来院しています。ご両親と共に市内に限らず、市外県外からの来院も多いです。
君津からも、自律神経失調症の子供の来院が先日ありました。この子も上記のように、まだ中学生なのにも関わらず肩こりを母親に訴え、朝はすっきりと目を覚ますことができずに、何となくだるいからと学校も休みがちになっていたとお話を伺いました。ここで多くの大人たちは子供の話を聞いたときに「一時の気持ちの問題だろう」「ただたるんでるだけだろう」と最初は感じるようです。しかし、そこで子供を叱っても何の改善にもつながりません。むしろ追い込んでしまうだけです。身体に異常があり神経の機能低下によって発生しているものが親の一言で改善できるはずがありません。そして長期の訴えがあると、そこで初めて何かの病気なのではないかと考え始めるのです。
君津の自律神経失調症の男の子もそうでしたが、子供の自律神経失調症では西洋医学的な画像検査などには異常は見られません。
病院での治療法も対症療法が基本で根本的な治療法は西洋医学に確立されていないのです。
そもそもなぜ自律神経に異常が生じるのか、そこを改善しないことには何も始まらないのです。
子供の自律神経失調症には必ずと言っていいほど「姿勢が悪い」という共通点があります。
では、姿勢の悪さと自律神経失調症との関連はどこにあるのでしょうか?
自律神経は脳と背骨から全身の多くの器官へ向けて走行しています。
姿勢の悪さとは頭部と頸椎の位置異常、背骨の歪みを指します。
姿勢が悪くなると、自ずと神経の走行路の状況も悪くなり圧迫・牽引力が神経に加わります。これにより神経の機能低下が生じ、その結果としてだるさや不眠などといった症状が発生するのです。前述した対症療法は結果に対してのその場しのぎの治療でしかありません。根本的な改善を行うためには神経の機能低下の原因である、姿勢をまず第一に正常にさせなければならないのです。