茂原しん整骨院の廣瀬です。
骨盤矯正でダイエットに効果あり!などの広告を見たことがある人もいると思います。
しかし、何を基準に歪みがあるか聞いてみると足の長さだったり、肩の高さだったり。服の上から触ってみたりというのがほとんどだと思います。
本当にからだの表面を触っただけで歪みがわかるのでしょうか?
これらの歪みの基準とはとても曖昧で統一された基準がないので施術者により判断基準はバラバラです。
アメリカのカイロプラクティックではまずレントゲンでの画像を確認し、明確な正常値を数字で表すので、患者の状態の認識を共有できます。
もし、最初の話の施術者が医師に
『この患者さんは足の長さが違うから骨盤が歪んでいる』
と言ったら笑われてしまいますし、知識のある施術者からも呆れられてしまうと思います。
当院では休日も外部の勉強会に参加し、その中でも骨盤に関しては
アメリカのPalmer大学卒後に現在は香港で本物のカイロプラックティックを実践しているDCより指導を受けた、
世界基準の骨盤分析を取り入れていますが、実際には骨盤が歪んでいる方はほとんどいませんでした。
本当の問題はもっと上にあり、首の問題により、バランスを取るために骨盤が歪んで見えているだけだと言うことが施術者だけでなく、医師にもわかる形で分析できることができています。
もし、歪みのない骨盤をボキボキ力ずくで『矯正』してしまったら、、、。
動脈硬化を起こしている背骨の回りの血管をバキバキ鳴らして『矯正』したら、、、。
今までは知らずにそのような治療法も勉強した事もありましたが、
今となっては怖くて正確な分析なく強い刺激をいれることはできません。
歪みを解消することで神経がしっかり働くようになり、神経がしっかり働けば内蔵の機能や運動機能がしっかり働くことにより、間接的にはダイエットにつながるかもしれませんが、
新たに歪みをつくり、神経の働きを邪魔してしまえば
ダイエットどころか頭痛・めまい・耳鳴り・吐き気などの自律神経症状や
健康そのものが失われる危険性もあります。
もし、それでも骨盤矯正を受けたいと言う方がいれば
当院にご相談いただくか、もしくは、これから骨盤矯正をやってもらう治療院が骨盤の歪みを曖昧な基準ではなくしっかりとした基準で判断してくれる治療院を選んでみてください。